77 ● レジ袋有料化 ● 有料化対象の買い物袋 ● 有料化の対象にならない場合 ● カーボンニュートラルという考え方環境問題解決の第一歩!❶Uバッグ❷アームバッグ❸手提げ袋海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化などの解決に向けた第一歩として、2020年7月1日より全ての小売りを行う事業者を対象にプラスチック製買い物袋有料化がスタートしました。購入した商品を持ち運ぶための持ち手があるプラスチック製の買い物袋が有料化対象です。材質がプラスチックではない場合、袋に持ち手がついていない場合、袋の中身が景品・試供品など、商品ではない場合は有料化の対象ではありません。また材質がブラスチックであっても次のような場合は、袋に必要な表示をすることで有料化の対象外になります。●フィルムの厚さが50マイクロメートル以上である場合 「この袋の厚みは50μm以上であり、繰り返し使用することが推奨されます」などの表示が必要です。●海洋生分解性プラスチックの配合率が100%である場合 「この袋は○○○によって海洋生分解性プラスチック配合率が100%であると認証されています。」 などの表示が必要です。●バイオマス素材の配合率が25%以上である場合 「この袋は○○○によってバイオマス素材の配合率が25%以上であると認証されています」などの 表示、または認証記号が必要です。P78・P107でご案内しているプラスチック製買い物袋は廃糖蜜(サトウキビから砂糖を取った後に残るとうみつ副生成物)から作った植物性プラスチックが25%使用されています。砂糖の生産量に影響しないため、食糧生産と競合しません。これにより、石油資源の節約とCO²削減が実現できました。植物は大気中のCO²を成長過程で光合成によって吸収します。植物由来のバイオマスポリエチレンが焼却処分される際に排出されるCO²の量は原料とした植物が光合成によって吸収した大気中のCO²の量と同じです。石油由来プラスチックのように一方的にCO²を排出するのではなく環境を循環させるため、CO²排出量削減に大きく役立つ考え方です。
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