暑い日が続きますが皆様御健勝のこととお喜び申し上げます。 平素は格別のお引立てを賜り有難く厚く御礼申し上げます。
先日とある講演会に参加致しましたところ、 改めて消費者のニーズが変化していることを感じさせられるお話が伺えました。
最近の消費者の消費動向は、 「モノ」 の消費から 「コト」 消費に軸足が移り、 さらには 「トキ」 消費へシフトしているという内容です。
私の若い頃は 「モノ」 がなく商品の所有に価値を見出していましたが、いつしか 「モノ」 は世の中に行き渡り、溢れ、相対的に 「モノ」 の価値が下がっ
ていきました。 断捨離など 「モノ」 を持たないことがむしろもてはやされたり、 物質的な充足よりも体験や経験から得られる精神的な満足に重きを置
くようなライフスタイルの変化が顕著になってきています。 「コト」 消費というのは例えば以下のように類型化されるそうです。
①アクティビティ型 : 高級旅館やリゾートホテルなどの宿泊、 スキーやラフティング等の体験 ・ 経験そのものを商品化したもの。
②イベント型 : デパート等の商業施設でイベントを行うことで人を集め、 同施設内での消費行動を促すもの。
③アトラクション型 : 商業施設内にアクティビティ施設を併設し、 同施設内での消費行動を促すもの。
④時間滞在型 : 居心地の良い空間を提供して長時間滞在させ、 滞在中のモノ消費を期待するもの。
⑤コミュニティ型 : その場所を中心としたコミュニティを形成し、 人を集めてモノ消費につなげるもの。
⑥ライフスタイル型 : 消費者の生活習慣の深くに関わる商品 ・ サービス展開でブランドのファンを形成し消費を促すもの。
⑦買い物ワクワク型:店内のレイアウトや雰囲気、 商品の魅力が伝わる演出などで買い物すること自体にアクティビティ要素を持たせようとするもの。
やり方は様々ですが、 情報化社会が進んだ結果 「コト」 消費自体も減退の兆しがあることは否めません。
次に来ているのは 「トキ」 消費です。
生活を豊かにする 「モノ」 やサービスがある程度完成された時代、 体験や経験といった 「コト」 に対する消費すらも飽和して 「トキ」 消費がもては
やされるようになってきました。 「トキ」 消費とは、 例えばコンサートやイベントなど 「コト」 消費と重複する部分もありますが、 2度と同じ体験が出来
ない 「非再現性」、 その場にいないと体験出来ない 「参加性」、 自分が参加しているということで貢献が出来ていると感じる 「貢献性」 という 3 点
がポイントだということです。
もちろん 「モノ」 の消費も 「コト」 の消費もなくなったわけではなく、 今後無くなるということもないでしょう。 消費行動が多様化しているということを
踏まえ今後のビジネスの仕組みとしては、 「モノ、 コト、 トキ」 の調和をいかにバランスよく取るかということが肝要になってくることでしょう。
弊社もお客様のニーズに敏感にアンテナを張り、 時代にマッチした商品 ・ サービスのご提供 ・ ご提案ができるよう邁進してまいります。
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