データ決戦の小売り業
新型コロナ感染予防で皆様大変ご苦労をされているかと思います。
なかなか感染が防げない状況ですが、日本では承認に時間がかかり現場の混乱は避けられず、ワクチン接種などでも
膨大な時間がかかる予測もたっています。辛抱強い我慢が必要です。
早く終息してほしいものと思います。
さてそんな状況も相まって最近小売業が大きく変化していると感じます。日経新聞MJでも既出のように過去では大手スーパーが台頭して、西友、ユニー ダイエー等々が有名でしたが時代の変化と共に親会社がコンビニに立ちだす。
今はコンビニの時代、大手商社が出資して子会社化していき、大きくなっていき大手3社体制となりました。
コンビニでは10年から15年で契約更新がありますが過去では酒販売店さんやたばこ店、米屋さん(中小商店のオーナー)
が主流だった昔から年月がたち高齢化して更新が難しく現在は脱サラ組が主流になっているそうです。
年々人件費の高騰、コンビニの乱立で売り上げは落ちて経費は増大する現象がみられ、
再契約の10%程度は再契約しないところも出てきているそうです。
今後は人件費を削るため、アマゾンや無人のコンビニが増加し、
ビッグデータを使用して購買履歴やら細かい分析データから商品揃えをしていくようです。
【専門店の強み】
ほとんどの小売店がAMAZONはじめ、GAFAの餌食となる中で我々製菓製パン業界は根強く小売り路面店が残っています。
これは皆様方の頑張りと専門店ならではの価値を追求出来たからこそだと思っています。
ショーケースの中で商品を選ぶ喜び、お店にいくまでのワクワクインターネットでは感じずらい
部分を体現できる店が今後も生き残っていくと確信しています。
私達のこの業界、和洋菓子、パン屋さんではお客様が何を求めて来店されるのか、
商品構成の中で、数ある中から見て楽しんで、選べる楽しさを求めて見えるのではないでしょうか?
コンビニと戦うのではなく、AMAZONと戦うのではなく共存できるよう戦略を立て
今後も街の顔として街を引っ張っていってもらう立場がケーキ屋、パン屋さんであってほしいと願っています。
今月もどうぞ宜しくお願い申し上げます。