HACCPのいろは⑦ 微生物の種類
みなさんこんにちは。今回でHACCPのいろはは最終回となります。
今後HACCPが義務化されるにあたり少しでも皆様の役に立てられればと思い掲載させて頂きました。
今回は細菌の種類についてお話します。
微生物は主に3種類に分けられウイルス、細菌、カビです。
①ウイルス
一番今有名なのはノロウイルスです。その他インフルエンザや肺炎など様々です。
ノロウイルスは症状は嘔吐、下痢、腹痛、発熱等です。
感染経路としては手洗いの不十分や嘔吐物の不適切処理からくる感染症、
調理器具などの付着やかきなどの貝に付着した
加熱不十分な食品による食中毒の2つです。
対策としては
①持ち込まない(人の衛生)
②つけない(手洗いの徹底、調理器具の管理)
③やっつける(加熱処理)
④ひろげない(汚物の処理)
で感染拡大を防げます。
トイレ等の後の手洗い等が非常に大切なことがわかります。
②細菌
ブドウ球菌、大腸菌、サルモネラ菌などです。
細菌についても同様で衛生管理を徹底し、
きちんと加熱物に関しては一定時間以上加熱することをすれば防ぐことができます。
ネット社会に変わり消費者がお店のレビューを簡単に投稿できる時代になりました。
評価1つで店の経営に変化が出てくる時代ですので食中毒はもとより衛生管理
は万全の体制を期すことが必須です。
③カビ
ガンジタ、アスペルギルスなどです。
今回は微生物に関してお話しましたが菌がないからいいとかいうわけではなく
消費者が安心して購入できる仕組みを作り、食中毒が出てからでは遅い!!
そんな思いで皆様がHACCP取り組みをされることを願います。
全7回にわたりお付き合いいただきありがとうございました。