HACCPのいろは③ 手洗い基準
<手洗いの基準>
手洗いって何のためにするの?
食品製造に携わる人は「手洗いに始まり手洗いに終わる」というくらい必須の項目となっています。
※厚生労働省HACCP手順書より
<手洗いの手順>
①流水で手を洗う。
②手洗い用の石鹸を使用し手のひら、甲、指の間、爪(爪用ブラシを使用)
③手首、肘等を約1分間かけて洗う。
→具体的な手順等に関しては日本食品衛生協会様のHPなどに
掲載されていますのでそちらをご覧ください。
④手を拭くのは布タオルではなく、必ず使い捨てのペーパータオルなどを使用。
(せっかく菌が取れても再度菌をつけているのと同じことです。)
※①-③はできれば1度でなく2度手洗いを実施する。(ノロウイルスはアルコールでは滅菌できないため。)
⑤手が完全に乾いたのちにアルコール消毒する。
<いつ手を洗う??>
- ①出勤時
- ②トイレの後
- ③汚染区域(工場以外)から戻る後
- ④硬貨や紙幣、スマートフォンの使用後
- ※②③は当たり前ですが④は意外と盲点かもしれません。
昨今インスタブーム等により工場内で写真や動画をとられる
お店かなり増えてきていると思います。
その際の画面は手の何倍も菌がついています。
ストーリーなどで動画を上げる場合の工場内のルール決め
などがまだない店舗様などはリスク回避に取り組まれること
をお勧めします。