HACCPのいろは② 個人衛生管理
<工場への入室時の体調チェックと健康診断について>
HACCP講座第2弾です。
食品汚染に関しては様々な経路が原因として考えられますが
その一つに「人」が少なからずかかわっていることが多いようです。
今回は人にテーマを置いてブログ掲載していこうと思います。
「人」による汚染は考えられる原因が2つあります。
- <①人の体調不良による汚染>
体調不良とは<下痢、腹痛、発熱、おう吐などの症状が本人または
家族に症状として出ている状態>などと定義します。
ポイントは身の回りの人がかかっている場合、
本人の自覚症状がなくても保菌している場合があるということです。
ここをお店側が把握することってすごく難しいと思います。
<具体的対応策>
- ①責任者が体調不良者、並びに体調不良者が周りにいないかを確認する。
- ②体調不良者は工場に入れず他の業務に従事させる。
- ③下痢などの症状の場合は特に注意する。
などがあげられます。
しかし毎日体調どうだと聞いて回るのも困難だと思いますので
別紙出勤時体調管理シートをご活用下さい。
リンク張っておきます。
↓以下のファイルから印刷してご利用ください。
- <②「人」のけがによる汚染>
怪我などから化膿して黄色ブドウ球菌が繁殖し食品汚染されている場合もあります。
熱耐性が強く加熱では殺菌できません。
怪我だけでなく手荒れの場合も菌が付着している場合があるので
注意が必要とのことです。
<具体的対応策>
①けがを放置し作業しない。
②傷口はしっかりと覆い、その上で手袋を使用し菌付着をなくし汚染を防ぐ
などがあげられます。
弊社でも手袋は100枚単位でお出しできますのでまだお使いでない店舗様は
お急ぎください。
日々の管理以外にも
<定期的な健康診断(1年1回以上)>
パートさんでも一定時間以上の従事の場合は健康診断が必要です。
定期的な検便の実施
などで日々の健康管理にも気を付けていきましょう。
次回は第3弾として手洗いなどについてお伝えします。