HACCPのいろは① 2つの基準
<What’s HACCP??(HACCPの略って何?)>
まずは何の略なのだろうと思う方も多いと思います。
正式な英語は”Hazard Analysis and Critical Control Point”””です。
日本語に直すと危害分析重要管理点です。
まだ抽象的ですね。
そこで基準となるのが厚生労働省の基準です。
各自治体の保健所に問い合わせしたところ
厚生労働省の基準書を基準に指導をするとのことでした。
基準書として厚生労働省HPに掲載のHACCPの考え方を取り入れた
衛生管理のための手引書が各業界団体が出されたものとして
参考書類が掲載されています。
リンク先に飛べますのでご参考にしてください。
※厚生労働省HACCP導入のための基準書
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000098735.html
<HACCPの義務化はいつから?>
実はもう既に法律は制定されており施工は2020年6月から
(猶予期間1年間)とされています。
実質義務化は2021年6月ということになりそうです。
<HACCPの定義とは?>
”HACCPとは、食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の
危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の
出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させる
ために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようする衛生管理の手法です。
この手法は 国連の国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)
の合同機関である食品規格 (コーデックス) 委員会から発表され,
各国にその採用を推奨している国際的に認められたものです。”
(厚生労働省HPより)
<HACCPの2つの基準とは?>
具体的に何をしていくのかは次回以降に掲載していきますが
HACCPには2つの基準があるということです。
通称A基準「HACCPに基づく衛生管理」と
通称B基準「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」と名付けられました。
日々A基準B基準の基準は厚生労働省が変更し調整しておりますので
そちらをご覧ください。
たとえば従業員数名の自社製造販売のみの店舗様では
現状B基準にあたる「HACCPの考えた方を取り入れた衛生管理」を義務化します。
ここまで聞いて自社がA基準にあたる“HACCPに基づく衛生管理が必要なのか?”
通称B基準“HACCPの考え方を取り入れた衛生管理が必要なのか?
を調査するところからまず始めてみてはいかがでしょうか?
次回以降具体的な取り組みについてまた、お役立ちツールを掲載していく予定です!!